俺のルールだ。
月曜以降、普通に本誌のネタバレしまくってるんで単行本の方はお気をつけ下さいませ。コレツッコミてぇぇ!と思いましたら気軽につっこんで下さい。たまに暴走しだします危険。※本文中に銀土以外にもNL発言も飛び出すこともあります。最低限隠してはおきますが、不愉快に思う方、苦手な方はすぐさまお帰りくださいませ。※女キャラ⇒銀土みたいな発言はそのまま出ます。
ニコチンコ~腹へったアル~
土方たんとぐらたんの絡みがむっちゃ好きです。
「オイチャイナ、暑いんだけど・・・つーか頭に腕乗せてんな!」
とか咥え煙草で言いながらも好きにさせてるといいです。
お兄ちゃん!もしくはお母さん!にーにはあはあにーに^^
某土神小説サイト様で読んでからホントこの二人の組み合わせがより一層幸せに見えます。
かいててきゅうんとした^////////////^なにこの殺人的可愛さのタッグ!ゆりゆりゆりゆり
プラトニックがいいよ!てか恋愛とかそういう要素無い方が好きよ。
てか土方たんと子どもまたは女性の絡みがほんますき。
かわいいよほんとかわいいよ
あたふたしてる土方たん可愛いよどう対応したらいいかわかんない土方たん可愛いよ^////^
土方たん、て言い方も可愛いよね^3^←
ひじかたたんひじかたたん。トッシーあたりにでも言われて欲しいですひじかたたん。
今日は夏の祭典の最後、インテでしたねvv
サークルで参加された方々一般参加の方々お疲れ様でした!
羨ましいないいないいな!
今日はどうだろう、暑かったんじゃないのかな。でも夕方は割りと風吹いて涼しかったかも。。
今度は私は何時イベントに参加できるんでしょうか^q^くすん・・・
そういえば、某ダイスキな大手サークルさんがインテで触手本出すって聞いていても立ってもいられなくなった
どうしろってんだ!盗んだバイクで走り出せってか!
もう終わったわ!今行っても完全にアウェイだわ!
てかチコンとか触手とかホントマニアックなの好きなお前は!
通販できるのかなあうあうああああ
ついつい35巻読み返しちゃって(勉強しろとかそんなツッコミ無しね)
やっぱり坂田って自分が行ったことを、他者に枷とさせようとしないですよね。
「俺が好きにやったんだから何も気にすることねぇよ、だから礼を言われる筋合いもねえ」的な。
絶対ありがとうとか言われたくないんだろうなぁ~
大事にはしたくないみたいな
重荷になりたくないみたいな
毎回そうですもんね!切ないなぁ~
そういうところが好きです
でもそういうところを土方は苛々してそうです
毎度大怪我しても気づいた時にはもう遅いみたいな。
その辺の土方の苛々が凄いことになってそうです。
でもぶっちゃけ逆もあるよね
坂田も苛々してるんだよ
てことで、イライラがついにピークに達した土方が書きたくなったのでお暇な方は下からドウゾ^^
35巻のネタバレ臭が密かに香っているので、買ってない方読んでない方はご注意を。
駄文です。
書いてて切なくなったよ。
やっぱり坂田って自分が行ったことを、他者に枷とさせようとしないですよね。
「俺が好きにやったんだから何も気にすることねぇよ、だから礼を言われる筋合いもねえ」的な。
絶対ありがとうとか言われたくないんだろうなぁ~
大事にはしたくないみたいな
重荷になりたくないみたいな
毎回そうですもんね!切ないなぁ~
そういうところが好きです
でもそういうところを土方は苛々してそうです
毎度大怪我しても気づいた時にはもう遅いみたいな。
その辺の土方の苛々が凄いことになってそうです。
でもぶっちゃけ逆もあるよね
坂田も苛々してるんだよ
てことで、イライラがついにピークに達した土方が書きたくなったのでお暇な方は下からドウゾ^^
35巻のネタバレ臭が密かに香っているので、買ってない方読んでない方はご注意を。
駄文です。
書いてて切なくなったよ。
35巻後の銀土(まだくっついてない二人です)
ネタバレ?少々含むのでご注意を。
黒は熱を吸収する。
「暑っちぃな・・」
今日も今日とて相変わらずパトロール。そして総悟の脱兎の如くのサボりも相変わらずだ。
久しぶりの内勤からの開放なので太陽の日差しでも嬉しく感じる。
気晴らしにもなる巡回でも、攘夷浪士を見つければ、そこからは俺たち真選組の存在理由の仕事となり変わる。
しかし、ただその裏に幕府中枢が絡むというだけで『その件には関するな、今すぐ何も聞かずに撤退しろ』の一言で。
そんな日々の矛盾の命にさえ逆らうことを許されないのが俺たちの仕事だ。
そんなんだから、たまに任務サボっちまいたい・・・とさえ思ってしまうこともあったりする。
と頭では思ってるだけで、一度だって行動したことなど無いし、これからするつもりも無いが。
真選組は幕府お抱えの特殊警察である。
任務は攘夷志士の確保及び市民の安全を護ること。
のはずなのに。見て見ぬ振りをすごせということを一体どれだけ俺たちは強いられてきたのだろうか。
一見、市中を自由に闊歩しのさばっているように見えて、その実、様々な鎖でがんじがらめにされた組織とも言えるだろう。
煉獄館、鬼兵隊の絡んだ妖刀紅桜や吉原での鳳仙との一件・・数えれば数えるほどきりが無い。
そして今回、かぶき町で起こった、一大戦争とでもいえるほどの騒動とだけでは片付けられない話は、勿論俺たちの耳にも届いていた。
その中心で動いていた人物が誰だという事も。
見回り中に見かけたその男は身体中のあちこちに包帯を巻きつけながら歩いていた。
所々は、まだ出血が止まっていない所もあるのかやや血が滲んでいたりして。
それだけでこいつの戦況がどれほど悲惨なものだったか測り知れる。
どうせまたどこかの揉め事に巻き込まれたのか、それとも・・・・自ら首を突っ込んだか。
まぁ、事実が何なのかはもう知っているのだが。
久しぶりに見たその姿に、安堵以外の何かが走ったのは仕方が無い。
なぜなら。
「あれぇ~、多串くんじゃん。よっ、久しぶり、元気?」
「お前の方こそ頭は大丈夫だったか、特に中身」
「ちょ、おま、どういう意味ですかああああ!?つかー久しぶりの一言目がそれなの!?」
「・・・その身体どうしたんだ」
「俺の話はスルー?」
「また何時もの癖か」
「癖ってお前ね・・・只のイメチェンよイ、メ、チェ、ン」
「あァ?」
「つーのは冗談で、ちょっと自動ドアに挟まったんだよね」
「・・それ以上抜かしたら、更に重症並みの怪我が増えると思え」
「嘘ですごめんなさい」
何時もみたいに冷静に叩けない憎まれ口。
テンポの悪い会話。
何故だかコイツの面を見たらむかついた。
会うまでは何とも思わなかったのに。
コイツのことなんて今の今まで記憶の彼方に追いやってたはず、
・・・。
(んなもん・・・嘘つけ・・)
結局は頭の端々で引っかかってたんじゃねのぇか。
仕事が身に入んなくて、つまんねぇミスして、
山崎に心配されて、総悟にからかわれたのはどこの誰だ。
苛々した気持ちを隠すように内ポケットから煙草を取りだした。
歩き煙草禁止区域?んなもん知るかボケ。
(・・・・あ~、やっぱりコイツを吸うと落ち着く。)
俺はすっかり依存となってしまったその紫煙をくゆらせ、改めて尋ねた。
「で?」
「んーまぁ、じじいとばばあの何か良くわかんねぇいざこざに巻き込まれて?頭にお花が咲いてるヤンデレねーちゃんたちに殺られちゃいそうになって?ていうかアレ?それだけ?」
「・・・・・」
「ほんっとファザコンはいきすぎるとこええよな、全くよォ」
頭を掻き毟りながら愚痴るその様を上から下へ眺めて。
ぷらっぷらして何にも考えて無さそうな所は健在だった。
なのに、いちいち話している視界の端に見える、袖から覗く白が憎たらしいほど映える。
いつもそうだ。
自分が知る頃には何もかも終わってんだ。
自分の知らない所で勝手に傷ついて。
それで全てが終わった後に俺は知る。
(あぁ・・・やっぱりムカつく)
自分だけが蚊帳の外にいるようで。てめぇなんぞには関係ないと突きつけられているようで。
俺なんぞには、こいつの何一つを理解(わか)ることができないのだと、お前とこいつが共に立てる土俵など無いのだと決め付けられているようで。
俺がどんなに必死で走ったって、気がつけばてめぇはまた一つ先を行ってやがる。
何時までも交わること、隣に並び立つことさえ許されない。
こいつのせいだけでは無い、自分の職種、立場上で無理なこともある、ということもわかっているのに。
そんな女々しいことが、こいつに会った瞬間頭ン中全てを占めている自分が、
一番腹が立つったらありゃしねぇんだよ。
「・・・・・・・・・・」
「・・?どしたの多串くん、今日は一段と静かな」
「・・・・・」
唇をかみ締めて俯くままの俺を、万事屋は覗き込んで掌をひらひらさせた。
やけに心配そうな雰囲気が逆に苛々とする。
てめぇこそ、死線をまた一つ潜り抜けたような有体だというのに。
ふわんふわんと動く目の前の銀髪がまるでそいつの生き様をあらわしているようで。
その象徴を、むしりとる勢いで引っ張ってやった。
「いってえええええええ!なっ、何すんだてめぇ!銀さんの頭禿げてないっ!?」
「むかつくんだよ!」
「はあああ?いきなり何、何な」
「ってめぇは!」
「あぁ?」
「っ、てめぇは、いつもそうじゃねぇかよ。俺の知らねぇところで勝手になんだかんだしやがって」
「いや、何だかんだって」
「そうやって傷作って」
「・・・・・。・・うん」
「全然何にも無かったみてぇに、・・・隠しやがってっ」
「隠してるつもりは無いんだけどねェ・・」
「むかつくんだよ、結局は俺一人が馬鹿みてぇじゃねぇか・・・っ」
「・・・・・・。」
(・・・・おい。俺、今…。何つった?)
ムカつくからその面見せんじゃねぇ目ざわりだ!って言ってやろうと思っただけなのに。
叫んだら言わなくていいことも言ってしまったような気が、する・・・。
しかし、一通り叫んだらすっきりしたのか、それともこの現状に居た堪れなくなったのか、取り敢えず叫んだ拍子で落とした吸いかけの煙草を携帯灰皿にしまう。
はぁ~・・と、心のそこに溜め込んだ澱みも全て吐き出すかのようなため息をつき。
堂々と顔を見るのも嫌だったのでそっぽを向いて低く呟いた。
「・・・今言ったことは、忘れろ」
「・・・・・・・・。」
さっきと違い、黙りきってしまった万事屋が気になって視線だけで伺うと、暫く無表情だった顔がにやにやとし出した。
「んだ・・・、何へらへら笑ってんだてめぇ」
「い~やぁ?多串くん、もしかして・・・・心配した?」
「あぁ!?」
「へえぇ、そうかそうか、ふぅん……なるほどね~…ぅえへへへっ」
「っ、なんだよ!笑い方が気色悪ィんだよ!」
「銀さんって思った以上に愛されてんじゃねえの?」
「気色わりぃこと言ってんじゃねえ!」
相好が崩れきった馬鹿面のような顔で肩に手を回してきやがったから、うぜぇとばかりに身体をよじった。
その時、怪我をしていたわき腹に当たったのか一瞬庇うような仕草が見えた。
「・・・・っ」
「・・・ぁっ・・・」
「あ~大丈夫、大丈夫だからよ」
「オ・・オイ・・・・」
眉を顰めながらも何でもないという風に告げる万事屋に思わず袖を掴んだ。
「お前…」
もしかして怪我が痛むのか?と聞こうとしたその時。近くに感じていた体温がより一層近くなった。
「!」
「・・・ちょっとの間、こうしててくんね?」
「なっ、おま…」
「…肩、貸してくれよ」
今自分たちのいる場所が道端だのそんなことを考える余裕はその時は無く。
気づいたら抱きしめられていた。
片腕は脇腹を押さえているものの、もう一方の腕で腰に手を回してぎゅうと抱き寄せられる。
肩の所に顔を埋め動かない万事屋と、どこに己の手を置けばいいのか分からず、ただされるがままになっている自分。
先ほどふわふわしていた憎たらしい銀髪が間近に見えて。
どくんどくんと確かに感じる拍動と血の通った温かさ。
そこに少し消毒液のような香りが鼻を擽り変な感じがする。
「万事、屋・・?」
「・・・・・・」
傷口が痛むくせに、構わずぎゅうぎゅうと抱きしめてくる万事屋が気になって顔を見ようとした時。
ケツに何か違和感を感じた。
さわ・・・・さわさわ・・
「・・・・・オイ」
「・・・・何?」
「・・・・何?じゃねえよてめぇ・・・どこ触ってんだ、あぁ?」
「・・・・土方きゅんのピチピチなお尻?」
「・・・・。」
「あ~気持ちい~この感触久しぶりィ~」
「・・・・ふ・・」
「ふ?」
「・・っざっけんなあああああ!!!」
「ぎゃあああああああ!!!ちょ、おまっ、本気で斬りかかるとか無くねぇッ?!」
「うっせえ!てんめぇ・・っ、さっきのは嘘なんだな?演技なんだな?」
「エ?ナンノコトデスカ?ボクニハワカリマセ~ン」
「死ねくたばれ今すぐくたばれ野たれ死ね」
何だってんだ!焦った自分が馬鹿みたいだ。
やっぱり、馬鹿なんだろう俺は。
いつだってコイツに振り回されて。
心底腹が立ったので、少しきつめに、負傷しているだろうその脇腹を押し込んでやった。
「い゛っ!!??」
「ハッ、ざまァみろ」
自業自得だ。
大量出血して病院送りにでもされるがいい。
そんでそのすっとぼけた頭を治してもらえ。
ちったぁマシになんだろ。
もし酷いようならすぐに病院に連絡した方がいいのか、それとも俺の懇意にしている医者に見せた方がいいのか、軽い応急処置なら俺でもできる、とか色々考えてた自分がアホらしい。
大体分かってたはずじゃねえか。
こいつのことだ。
俺の慌てふためく様子を見て楽しんでやがったんだ。
絶対心配なんぞしてやらねぇ。
もう、知るかボケ!
(いっつもいっつも余裕振って上から人を見下ろしやがって)
そうやってまたてめぇは隠すんだろ。
負った傷も、心中にも蓋をするかのようにそうやっておちゃらけて、態とそんな振る舞いをして。
結局は有耶無耶にしてなかったかのようにしてしまう。
そういう人を小馬鹿にしてる態度が以前から苛々してやがったんだ、
そうだ、俺がアイツにムカつくのはそういうところなんだ。絶対そうだ。
・・別に、そんなアイツに追いつけないことが悔しいんじゃ、ねぇ。
た、多分な。
「なぁ、おっさん・・・。あんなに心配されるなんてさ・・俺って、やっぱり愛されてるよな・・」
脇腹を抉ってやった後早々に立ち去ったから、崩れそうな顔を隠しながら呟いていた万事屋を俺は知らない。
「いや、オッサンも知らないよ!?俺通りすがりだもん知らないよっ!?え、何、ホモなの!?お宅らホモなの!?」
「あん人らここがどこだか分かってるんですかねィ・・オヤジ団子も一皿」
良くあるネタですよね・・どこかでネタ被ってたらすみません;;
紅桜篇のときも吉原篇の時も毎回同じこと繰り返してそうだなぁ^q^
そんな銀土が大好きです。
バカップル臭振り乱してるだけだよこいつら
後で総悟くん辺りにでも脅しのネタにされるといいよ!←
バカップルにただ巻き込まれたおじさんが可哀想です
銀←土と見せかけて、銀→←土みたいな^q^
土方がまだちょっと子どもっぽいかな。
ネタバレ?少々含むのでご注意を。
黒は熱を吸収する。
「暑っちぃな・・」
今日も今日とて相変わらずパトロール。そして総悟の脱兎の如くのサボりも相変わらずだ。
久しぶりの内勤からの開放なので太陽の日差しでも嬉しく感じる。
気晴らしにもなる巡回でも、攘夷浪士を見つければ、そこからは俺たち真選組の存在理由の仕事となり変わる。
しかし、ただその裏に幕府中枢が絡むというだけで『その件には関するな、今すぐ何も聞かずに撤退しろ』の一言で。
そんな日々の矛盾の命にさえ逆らうことを許されないのが俺たちの仕事だ。
そんなんだから、たまに任務サボっちまいたい・・・とさえ思ってしまうこともあったりする。
と頭では思ってるだけで、一度だって行動したことなど無いし、これからするつもりも無いが。
真選組は幕府お抱えの特殊警察である。
任務は攘夷志士の確保及び市民の安全を護ること。
のはずなのに。見て見ぬ振りをすごせということを一体どれだけ俺たちは強いられてきたのだろうか。
一見、市中を自由に闊歩しのさばっているように見えて、その実、様々な鎖でがんじがらめにされた組織とも言えるだろう。
煉獄館、鬼兵隊の絡んだ妖刀紅桜や吉原での鳳仙との一件・・数えれば数えるほどきりが無い。
そして今回、かぶき町で起こった、一大戦争とでもいえるほどの騒動とだけでは片付けられない話は、勿論俺たちの耳にも届いていた。
その中心で動いていた人物が誰だという事も。
見回り中に見かけたその男は身体中のあちこちに包帯を巻きつけながら歩いていた。
所々は、まだ出血が止まっていない所もあるのかやや血が滲んでいたりして。
それだけでこいつの戦況がどれほど悲惨なものだったか測り知れる。
どうせまたどこかの揉め事に巻き込まれたのか、それとも・・・・自ら首を突っ込んだか。
まぁ、事実が何なのかはもう知っているのだが。
久しぶりに見たその姿に、安堵以外の何かが走ったのは仕方が無い。
なぜなら。
「あれぇ~、多串くんじゃん。よっ、久しぶり、元気?」
「お前の方こそ頭は大丈夫だったか、特に中身」
「ちょ、おま、どういう意味ですかああああ!?つかー久しぶりの一言目がそれなの!?」
「・・・その身体どうしたんだ」
「俺の話はスルー?」
「また何時もの癖か」
「癖ってお前ね・・・只のイメチェンよイ、メ、チェ、ン」
「あァ?」
「つーのは冗談で、ちょっと自動ドアに挟まったんだよね」
「・・それ以上抜かしたら、更に重症並みの怪我が増えると思え」
「嘘ですごめんなさい」
何時もみたいに冷静に叩けない憎まれ口。
テンポの悪い会話。
何故だかコイツの面を見たらむかついた。
会うまでは何とも思わなかったのに。
コイツのことなんて今の今まで記憶の彼方に追いやってたはず、
・・・。
(んなもん・・・嘘つけ・・)
結局は頭の端々で引っかかってたんじゃねのぇか。
仕事が身に入んなくて、つまんねぇミスして、
山崎に心配されて、総悟にからかわれたのはどこの誰だ。
苛々した気持ちを隠すように内ポケットから煙草を取りだした。
歩き煙草禁止区域?んなもん知るかボケ。
(・・・・あ~、やっぱりコイツを吸うと落ち着く。)
俺はすっかり依存となってしまったその紫煙をくゆらせ、改めて尋ねた。
「で?」
「んーまぁ、じじいとばばあの何か良くわかんねぇいざこざに巻き込まれて?頭にお花が咲いてるヤンデレねーちゃんたちに殺られちゃいそうになって?ていうかアレ?それだけ?」
「・・・・・」
「ほんっとファザコンはいきすぎるとこええよな、全くよォ」
頭を掻き毟りながら愚痴るその様を上から下へ眺めて。
ぷらっぷらして何にも考えて無さそうな所は健在だった。
なのに、いちいち話している視界の端に見える、袖から覗く白が憎たらしいほど映える。
いつもそうだ。
自分が知る頃には何もかも終わってんだ。
自分の知らない所で勝手に傷ついて。
それで全てが終わった後に俺は知る。
(あぁ・・・やっぱりムカつく)
自分だけが蚊帳の外にいるようで。てめぇなんぞには関係ないと突きつけられているようで。
俺なんぞには、こいつの何一つを理解(わか)ることができないのだと、お前とこいつが共に立てる土俵など無いのだと決め付けられているようで。
俺がどんなに必死で走ったって、気がつけばてめぇはまた一つ先を行ってやがる。
何時までも交わること、隣に並び立つことさえ許されない。
こいつのせいだけでは無い、自分の職種、立場上で無理なこともある、ということもわかっているのに。
そんな女々しいことが、こいつに会った瞬間頭ン中全てを占めている自分が、
一番腹が立つったらありゃしねぇんだよ。
「・・・・・・・・・・」
「・・?どしたの多串くん、今日は一段と静かな」
「・・・・・」
唇をかみ締めて俯くままの俺を、万事屋は覗き込んで掌をひらひらさせた。
やけに心配そうな雰囲気が逆に苛々とする。
てめぇこそ、死線をまた一つ潜り抜けたような有体だというのに。
ふわんふわんと動く目の前の銀髪がまるでそいつの生き様をあらわしているようで。
その象徴を、むしりとる勢いで引っ張ってやった。
「いってえええええええ!なっ、何すんだてめぇ!銀さんの頭禿げてないっ!?」
「むかつくんだよ!」
「はあああ?いきなり何、何な」
「ってめぇは!」
「あぁ?」
「っ、てめぇは、いつもそうじゃねぇかよ。俺の知らねぇところで勝手になんだかんだしやがって」
「いや、何だかんだって」
「そうやって傷作って」
「・・・・・。・・うん」
「全然何にも無かったみてぇに、・・・隠しやがってっ」
「隠してるつもりは無いんだけどねェ・・」
「むかつくんだよ、結局は俺一人が馬鹿みてぇじゃねぇか・・・っ」
「・・・・・・。」
(・・・・おい。俺、今…。何つった?)
ムカつくからその面見せんじゃねぇ目ざわりだ!って言ってやろうと思っただけなのに。
叫んだら言わなくていいことも言ってしまったような気が、する・・・。
しかし、一通り叫んだらすっきりしたのか、それともこの現状に居た堪れなくなったのか、取り敢えず叫んだ拍子で落とした吸いかけの煙草を携帯灰皿にしまう。
はぁ~・・と、心のそこに溜め込んだ澱みも全て吐き出すかのようなため息をつき。
堂々と顔を見るのも嫌だったのでそっぽを向いて低く呟いた。
「・・・今言ったことは、忘れろ」
「・・・・・・・・。」
さっきと違い、黙りきってしまった万事屋が気になって視線だけで伺うと、暫く無表情だった顔がにやにやとし出した。
「んだ・・・、何へらへら笑ってんだてめぇ」
「い~やぁ?多串くん、もしかして・・・・心配した?」
「あぁ!?」
「へえぇ、そうかそうか、ふぅん……なるほどね~…ぅえへへへっ」
「っ、なんだよ!笑い方が気色悪ィんだよ!」
「銀さんって思った以上に愛されてんじゃねえの?」
「気色わりぃこと言ってんじゃねえ!」
相好が崩れきった馬鹿面のような顔で肩に手を回してきやがったから、うぜぇとばかりに身体をよじった。
その時、怪我をしていたわき腹に当たったのか一瞬庇うような仕草が見えた。
「・・・・っ」
「・・・ぁっ・・・」
「あ~大丈夫、大丈夫だからよ」
「オ・・オイ・・・・」
眉を顰めながらも何でもないという風に告げる万事屋に思わず袖を掴んだ。
「お前…」
もしかして怪我が痛むのか?と聞こうとしたその時。近くに感じていた体温がより一層近くなった。
「!」
「・・・ちょっとの間、こうしててくんね?」
「なっ、おま…」
「…肩、貸してくれよ」
今自分たちのいる場所が道端だのそんなことを考える余裕はその時は無く。
気づいたら抱きしめられていた。
片腕は脇腹を押さえているものの、もう一方の腕で腰に手を回してぎゅうと抱き寄せられる。
肩の所に顔を埋め動かない万事屋と、どこに己の手を置けばいいのか分からず、ただされるがままになっている自分。
先ほどふわふわしていた憎たらしい銀髪が間近に見えて。
どくんどくんと確かに感じる拍動と血の通った温かさ。
そこに少し消毒液のような香りが鼻を擽り変な感じがする。
「万事、屋・・?」
「・・・・・・」
傷口が痛むくせに、構わずぎゅうぎゅうと抱きしめてくる万事屋が気になって顔を見ようとした時。
ケツに何か違和感を感じた。
さわ・・・・さわさわ・・
「・・・・・オイ」
「・・・・何?」
「・・・・何?じゃねえよてめぇ・・・どこ触ってんだ、あぁ?」
「・・・・土方きゅんのピチピチなお尻?」
「・・・・。」
「あ~気持ちい~この感触久しぶりィ~」
「・・・・ふ・・」
「ふ?」
「・・っざっけんなあああああ!!!」
「ぎゃあああああああ!!!ちょ、おまっ、本気で斬りかかるとか無くねぇッ?!」
「うっせえ!てんめぇ・・っ、さっきのは嘘なんだな?演技なんだな?」
「エ?ナンノコトデスカ?ボクニハワカリマセ~ン」
「死ねくたばれ今すぐくたばれ野たれ死ね」
何だってんだ!焦った自分が馬鹿みたいだ。
やっぱり、馬鹿なんだろう俺は。
いつだってコイツに振り回されて。
心底腹が立ったので、少しきつめに、負傷しているだろうその脇腹を押し込んでやった。
「い゛っ!!??」
「ハッ、ざまァみろ」
自業自得だ。
大量出血して病院送りにでもされるがいい。
そんでそのすっとぼけた頭を治してもらえ。
ちったぁマシになんだろ。
もし酷いようならすぐに病院に連絡した方がいいのか、それとも俺の懇意にしている医者に見せた方がいいのか、軽い応急処置なら俺でもできる、とか色々考えてた自分がアホらしい。
大体分かってたはずじゃねえか。
こいつのことだ。
俺の慌てふためく様子を見て楽しんでやがったんだ。
絶対心配なんぞしてやらねぇ。
もう、知るかボケ!
(いっつもいっつも余裕振って上から人を見下ろしやがって)
そうやってまたてめぇは隠すんだろ。
負った傷も、心中にも蓋をするかのようにそうやっておちゃらけて、態とそんな振る舞いをして。
結局は有耶無耶にしてなかったかのようにしてしまう。
そういう人を小馬鹿にしてる態度が以前から苛々してやがったんだ、
そうだ、俺がアイツにムカつくのはそういうところなんだ。絶対そうだ。
・・別に、そんなアイツに追いつけないことが悔しいんじゃ、ねぇ。
た、多分な。
「なぁ、おっさん・・・。あんなに心配されるなんてさ・・俺って、やっぱり愛されてるよな・・」
脇腹を抉ってやった後早々に立ち去ったから、崩れそうな顔を隠しながら呟いていた万事屋を俺は知らない。
「いや、オッサンも知らないよ!?俺通りすがりだもん知らないよっ!?え、何、ホモなの!?お宅らホモなの!?」
「あん人らここがどこだか分かってるんですかねィ・・オヤジ団子も一皿」
良くあるネタですよね・・どこかでネタ被ってたらすみません;;
紅桜篇のときも吉原篇の時も毎回同じこと繰り返してそうだなぁ^q^
そんな銀土が大好きです。
バカップル臭振り乱してるだけだよこいつら
後で総悟くん辺りにでも脅しのネタにされるといいよ!←
バカップルにただ巻き込まれたおじさんが可哀想です
銀←土と見せかけて、銀→←土みたいな^q^
土方がまだちょっと子どもっぽいかな。
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HN:
柚月 咲良
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性別:
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妄想、じゃないです、想像(創造)すること
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どうやら私は謎の生命体と思われているようなので、何とかして人間には格上げされたいです。
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